【決算】2011年3月期は減収増益
伊予鉄道は5月25日に2011年3月期決算を発表した。
単独決算では、営業収益は102億7100万円と前期比0.7%の減収となったものの、経常利益は前期よりも増益となっている。
減収となった要因については、長引く景気低迷や猛暑の影響で電車・バスの乗客数が2年連続で減少したことや、貸切バスの低価格化などが影響したとしている。
その一方で、一人当たりの単価が高いことで収益性の高い高速バス事業が引き続き好調であり、広告収入なども伸びた一方、経費面では人件費や減価償却費が減少し、赤字路線の再編による経費削減などが功を奏した結果、増益となったとしている。
今期(2012年3月期)については、好調を維持してきた高速バス事業が東日本大震災以前の状態に戻っていない上、国の施策も不透明との理由から、単独決算の営業収益で前期比2億円減の100億円程度を見込んでいる。
※各種数値については報道により表現が異なるため、Web記事原文を掲載しておきます。
減収増益 伊予鉄道3月期決算 |
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RNBオンラインニュース(2011-05-25・15:57) |
伊予鉄道は25日、今年3月期の決算を発表しました。景気低迷や猛暑などの影響で電車やバスの利用者が大幅に減少したものの、高速バス事業が好調だったことなどから減収増益となっています。 伊予鉄道によりますと昨年度は、景気低迷や猛暑などの影響で電車・バス事業の乗客が前の年度に比べ3.4%、89万3000人減少しました。その結果、営業収益は前の期と比べて0.7%減の102億7100万円、経常利益は21.8%増の9億6400万円と減収増益となりました。増益となるのは3期ぶりで、伊予鉄道では一人当たりの単価が高い高速バス事業が好調だったことや赤字路線の再編による経費削減などを理由にあげています。今期の業績見通しについて、佐伯要社長は「好調な高速バス事業でも東日本大震災以前の状態に戻っていない上、国の施策も不透明」などとして、営業収益で前の期より2億円余り少ない100億円程度を見込んでいます。 |
伊予鉄道決算減収増益 |
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EBCスーパーニュース 2011.5.25 19:28 |
伊予鉄道がきょう昨年度の決算を発表しました。バスや電車の利用者は減ったものの、経費削減によって減収増益の決算となりました。伊予鉄道の決算によりますと、鉄道やバスをあわせた営業収益は、102億7100万円と前の年度より0.7%減りました。これは電車バスの乗客数が2年連続で減少したことや、貸切バスの低価格化などが影響したと見られます。一方で、広告収入などの伸びや人件費の減少や減価償却費の減少により、経常利益は5億7100万円と3年ぶりの増益となりました。また、グループ企業と関連会社を含めた連結決算は、最終利益が8億6500万円とこちらも2年連続の減収増益となりました。 |
【参考】
・EBCスーパーニュース
「伊予鉄道決算減収増益」(2011.5.25 19:28)
・RNB OnlineNews
「減収増益 伊予鉄道3月期決算」(2011-06-24・14:35)
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