四国運輸局Webに2005年11月25日付更新で、「第1回松山市における公共交通利用促進による環境負荷低減に向けたモビリティ・マネジメント推進検討協議会」の開催内容についての文書が掲載されました。
この協議会はモビリティ・マネジメント推進調査を実施し、公共交通利用促進策の検討を行うため設置したもので、有識者、利用者、交通事業者、関係行政機関の15名の委員からなります。第1回会合が去る11月14日に開催されています。この第1回の会合において、すでに報道にあったように「言葉、対話だけで、車から公共交通利用へ交通行動の変容を促すことは難しいのではないか」という意見のほかに、以下のような意見が出されたと今回の文書には掲載されています。
- 「私も通勤を自転車に変えた。そうすると、歩道の整備状況が悪いとか、立ち寄りがしやすいとか新たな発見があった。皆さまにも是非一度チャレンジしてもらいたい。」
- 「公共交通に転換するにしても、列車の運行本数が少ない、帰りの便が不便などの事情もある。」
- 「駅またはバス停まで車で行き、公共交通に乗り換えるのは期待できると思う。そのためには、駅、バス停の近くに駐車場の整備をお願いしたい。」
- 「通勤方法を車から公共交通機関に変えるためには、会社の協力なくしては効果が上がらないと思われる。子育てをしていると車の使用頻度が高くなる傾向にあり、子育てにやさしい公共交通やまちづくりが進んでいくことを期待する。」
- 「ワークショップの中での議論がハード整備に偏るのではないか心配である。事業所の啓発にも今後期待している。」
なお、協議会第1回会合が行われた当日の報道によれば、松山市から提示されている計画案として
1.市内の4つの地区で市民による意見交換会を開く
2.市民個人個人に対し、利用可能な公共交通機関の提案を郵便で行う
が提示されています。1番目は『「かしこいクルマの使い方」を考えるグループ学習会』の名称で松山市内の北条・粟井・余土・石井の4地区において、予め募集した市民(10月28日で募集終了)を対象に、松山市の交通事情から生じる環境問題についての現状を説明した上で、現在の通勤・通学における「あなたの交通診断(環境問題等への影響等)」を行い、かしこいクルマの使い方、公共交通利用等を踏まえた可能な交通行動変更プランの作成することにより、これを実践してもらう、というもので、実践した交通行動プランの診断と評価も行うことになっています。
これらの調査結果を基に、2月上旬には第2回協議会を開催し、今年度末までに公共交通の利用促進策をまとめることになっています。
また、第1回会合で四国運輸局側担当者から説明があったという「運輸部門において二酸化炭素排出量が大きいのが自家用自動車によるものであり、また自家用自動車の使用を控えた場合の排出量削減効果が高いこと」を示す資料も、今回の四国運輸局Webに掲載の資料に掲載されています。これによれば、1990年と2003年の比較で、自家用自動車が運輸部門におけるCO2排出量で大きく増加していることが読み取れます。
1990年:自家用乗用車39.5%
2003年:自家用乗用車49.4%
【参考】
●四国運輸局Web
・『「第1回松山市における公共交通利用促進による環境負荷低減に向けたモビリティ・マネジメント推進検討協議会」開催』(2005年11月25日付掲載のPDF)
【当サイト内の関連記事】
・【公共交通】利用促進検討協議会が開かれる(2005.11.14)
・【公共交通】利用促進検討協議会を開催(2005.11.10)
・【松山市】かしこいクルマの使い方学習会参加者を募集(2005.10.18)
【関連外部リンク】
●松山市Web総合交通課
・「かしこいクルマの使い方」を考えるグループ学習会の参加者募集(2005年10月18日更新)
●国土交通省 四国運輸局Web
○記者発表情報
・「松山市における公共交通利用促進による環境負荷低減に向けたモビリティ・マネジメント推進検討協議会」の開催について(2005.11.10)
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